ゴリラのシナリオ置き場

TRPGのシナリオとかTCGのデッキとか置いとくところ

【VG】上半期のかげろうまとめ

 いよいよ週末にブースターパック『天馬解放』が発売し、今年のヴァンガードも折り返し地点になります。

今回は備忘録も兼ねて今年上半期のかげろうデッキについて記録を残しておこうと思います。

 

・2018年後半〜2019年2月

『最凶!根絶者』が発売し、リンクジョーカー 参戦、シャドウパラディン、むらくもの環境での登板が目立った頃。

当時のかげろうは『ドラゴニック・オーバーロード 』から『ドラゴニック・ウォーターフォウル』へ乗り直しする構築が主流でした。というか他に選択肢がなかった。

ウォーターフォウルは非常に強力なフィニッシャーでしたが、当時からフォースを横に振り分けたいオバロと縦に集約したいウォーターフォウルで理想の動きが噛み合わず、引きに左右される場面が非常に多かったと記憶しています。

また、ネオネクタールのような『速い』デッキや、選択肢の広いロイヤルパラディン、オバロフォウル軸とはコンセプトの近い根絶者などのフォースクランのライバルに対して、フォウルが追いつかない、対プロテクトでは先行を取れないとオバロが強く使えず厳しいなどの課題がありました。

この頃はピン挿しのヌーベルを入れたり抜いたり、またメルトストリームドラゴンを採用した全ツッパなども使用していました。

 

・3月末〜4月

『primary melody』『救世の光 破滅の理』発売。

 

 ここに来てカード環境が大きく変化する事件のうち1つが発生しました。バミューダの台頭です。『ソナタ』『キャロ』『リーゼロッテ』などのパワーカードと、完全ガード以外まともに防げないパワーラインの暴力が全てを破壊します。また、トリガー反転の『ブラント』スーパー上振れ麻雀の『メサイアニック』なども登場しましたが、同時にかげろうにも大きなテコ入れが入りました。

『ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート』や『サーベル・ドラゴニュート』などの新しいカードでここにかげろうは復活の狼煙をあげます。グレートは横にフォースを広げたかったドラゴニック・オーバーロードの動きそのものの後継機であり、デッキとしての完成度はより一層引き締まりました。

 

 また、『カードファイトパックvol.3』で登場した『デュアルアクス・アークドラゴン』は対バミューダにおける救世主でした。

 相手後列を全て焼く過剰な焼き性能とグレートの安定感。この二択で当時の僕はグレートデュアル構成を使用し対バミューダではデュアルアクスを当てて息を切らせる動き、そしてグレートによる連続アタックを使い分けるデッキで大ヴァンガ祭のトリオも出場しました。結果は……お察しください。

 

・5月

『the heroic evolution』発売。そしてギフト2解禁。

グレート登場からわずか1月で『ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド』登場。This is the櫂トシキ。

また、『ドラゴニック・ブレードマスター』とそのサポート『ワイバーンストライクドーハ』『ワイバーンストライクギャラン』この4枚を筆頭にした追加で、かげろうはここで一旦の完成を迎えます。特に山札からギャランを呼べるドーハは、焼き以外の選択肢で強力なユニット展開ができるようになったため、クランとしての柔軟性が一気に上がったように思います。また、ブレードマスターの全退却&トークン生成は、すぐには使えない代わりにアド損がなく、デュアルアクスは一旦ここで役目を終えました。

そしてグレートの安定感をかなぐり捨てて特攻する新たな切り札ジ・エンドにより、かげろうは環境や仮想敵、自分の手応えで戦術プランをガラリと変えられるカードプールが手に入ったことになります。昨年『宮地学園CF部』環境のロイパラに近い立ち位置です。

 

 一方で環境にはギフト2によってより凶悪になったバミューダ、『イルミナル』などの追加で完成されたノヴァ、ゲームスピードこそ遅いがアド確保と連続攻撃を得意とする『メサイア』得たリンクジョーカー 、さらにギフト2との噛み合わせや元々の柔軟性でネオネク、グレネ、ゴルパラ、シャドパラなども見られるようになり、かげろう使いはそのプールと戦略幅を武器にしていくことになります。

 

・6月

『My glorious Justice』発売。

ここにきてアクアフォース 、ディメンジョンポリス、グランブルーが環境に殴り込み。

特にグランブルーは最近下火だったプロテクトの復活であり、期待が高まりました。他にもディメポの『核』というべきダイランダーや、アクアフォース にずっとほしかった効果のニコロス、コーラルアサルトなど、どれも一筋縄ではいきません。

 

この時点でかげろうは、基本的にはグレートとブレードマスターという構築が主流となりました。

デッキの速度帯としては遅いが相手に対して遅れず、返しの一手で詰めていくパターンで、安定感のある『丸い』構築だと思います。

 

・7月10日現在

いよいよ『天馬解放』発売が間近に迫っている。ロイパラはガンスを手に入れ、ゴルパラはプラチナやホエルカエダンを、オラクルはツクヨミを、なるかみはガンバスを、ぬばたまはジャミョウを連れてくる。

 

ドライブを増やすのはブレマスの特権ではなくなった。ネオフレイムはバインドされる危険が増えた。エイゼルの最速に追いつけるか。ツクヨミのハンドを狩り切れるか。ぬばたまのハンデスに守り切れるか。

 まだまだかげろうで戦う価値がある環境になりそうだ。

 

・先週までの使用デッキ

 

G3 10枚

ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド4

ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート4

ドラゴニック・オーバーロード2

 

G2 11枚

バーサーク・ドラゴン4

ドラゴンフルアーマード・バスター3

ドラゴニック・ネオフレイム4

 

G1 12枚

希望の火エルモ4

サーベル・ドラゴニュート4

鎧の化身バー4

 

G0 17枚

リザードランナー アンドゥー1(FV)

槍の化身ター4

魔竜導師ラクシャ2

レッドジェム・カーバンクル2

ワイバーンガード・バリィ4

ドラゴンモンク ゲンジョウ4

 

 

・ジエンド4枚

「俺はお前で勝ちたいんだ!」というのが一番だけど、ジエンドは先乗りしても手札4枚にキープできればスタンドできるため、隙あらば襲いにいきます。よほどシールド値が厚い手札でないなら、場に並べて攻めに行った方がマシという判断でのガン積みです。

・初代オバロ2枚

基本的に手札にあれば初回ライド要員ですが、以降は乗り直すならグレートかジエンドに乗りたいため2枚。フルアーマードバスターでサーチできればおいしいね。

・フルアーマードバスター

手札にG3がない時に引きたいのはG3なのでその場合バーサークより優先ライドします。基本的には投げて使い捨てるアタッカー。

・鎧の化身バー

ブレマスを採用しなかったため、焼き手段を増やすために採用。単純に13000アタッカーになることもあるので邪魔になったことは特にないです。他の候補は従者レアス。

・レッドジェム

基盤がグレートなのでドロー6枚体制がしっくりきました。時々ジエンドと喧嘩しますが、捲って不発になる回数より場に出てサーベルと一緒に殴りにいくことが多かったです。

 

フォースの選択と置き方。

基本的にはフォース1を最初はヴァンガードに乗せ、乗り直しがグレートならリアにフォースを並べる、ジエンドならヴァンガードに重ねる。という風です。また、前半から相手が展開して手札が少ない場面や、前半から追い詰められている局面ではフォース2を選択し、ジエンドの初回スタンドでカチコミをかけたり、初回グレート&ネオフレイムからクリティカル3の長距離射撃を狙うなどの選択肢もあります。

 

 天馬環境最初の構築が仮完成したので、今までの備忘録とこれからもよろしくなの意味を込めて。

 

読んでいただきありがとうございました。