【トーキョーN◎VA-Xシナリオ】『誠実の証』
トリガーイベント後半(イベント3、4、5)
イベント3:マスターシーン
条件:骨について調べた。
描写:この日、アイランドではファミリーの今後を占うための会議を臨時で設けられていた。しかし、出席する幹部たちの表情はどこか暗い。全て、この男のせいだ。
「ハァロー兄弟。今日は俺の特性ラッザァニアを食べていってくれぇ」
臨時でファミリーの頭になったボンクラ息子、ファンゴである。
こいつが何を言い出すのか、気が気でないのだ。
「さあ冷めないうちに食いな」
ファンゴに急かされ、幹部達がラザニアを口に運ぶ。「あ、うまい」「うん、うまい」「うまいぞ」と一口食べれば味の虜になる幹部達。そこうち一人、また一人と何かが口の中でゴロッという。「ん?」とそれを取り出して、確認した幹部達は次々と「うぅぅぅぅぉぇぇぇ」と泣きながら吐き出した。
「主の血と肉をみんなで食べるんだよぉうまいだろぉ、親父はよぉ!」
それを見て愉悦に満ちた顔で笑うファンゴ。一人が落としたナプキンの上には、人間の歯がきっちりと乗っていた。
イベント4:指定なし
条件:入手したアドレスへ向かった。
登場判定:《社会:N◎VA、ストリート》10
解説:場所は小さな精肉店だ。中に入ると、チェーンソーのような音が響いている。今まさに、自動チェーンソーでコルテオが解体されそうになっているところだ。
キャストが助けると、精肉店へゴリアテがやってきて、戦闘となる。
描写:そこで君達が見たものは、電気自動のチェーンソーの刃が、拘束されたコルテオの元へと走る瞬間だった。
セリフ:コルテオ
「あ、ああ!!」
「《カブトワリ》……すまない。俺のせいで……こんなことに……」
セリフ:ゴリアテ
「ここにきた奴が雇い主の敵だと聞いている。悪いが死んでもらう」
「うぉぉぉぉぉっ!」(突如、ゴリアテの下半身が大きくうねりを上げる。足というパーツが体の中にしまわれ、ジェット噴射。そしてヴィークルと合体!」
「これがカゼの本当の姿だ!」
「受けるがいい、ツインアームマッチョクランチ!」(手からビームを放つ)
戦闘:ゴリアテと戦闘になる。敵はゴリアテ一人、距離は近とする。カット進行に移行すること。
結末:ゴリアテが『完全死亡』するか、《脱出》でシーンから退場すると、シーンが終了となる。コルテオを保護することに成功した。
イベント5:カブトワリ
条件:イベント4の直後
登場判定:《社会:N◎VA、ストリート》10
解説:コルテオから話を聞くシーン。謎を話してもらうシーンを想定している。
描写:コルテオは、疲弊しきっていた。しかし、ポツポツと独白のように言葉を口にする。
セリフ:コルテオ
「俺は、俺はさ。独立して、1つの店を持つのが夢だったんだ。今みたいに、マフィアの偽造酒なんかじゃなく」
「俺の、俺だけの酒を出したかった」
「ある時、ガンゾに唆されたんだ。『俺を手伝えば、支援してやる』って」
「それで、ガンゾの言われるままに仕事をしたら、気づいたらドンをはめるような真似の手伝いさ。俺は、あれだけよくしてくれたドンを裏切ったようなものだ」
「お前まで裏切ったと変わらない。……俺は、ユダだ」
「だけどあいつは約束を守る気なんかなかった。僕を人質みたいにして、《カブトワリ》お前にドンを殺せって!」
「挙句、酒のレシピまで吐かされた」
「僕にケジメをつけにきたんだろ。いいさ、殺されるならお前に殺されたい」
「だって、僕達……」
結末:《カブトワリ》にPSを選択してもらう。コルテオを殺すにしても見逃すにしても、次がクライマックスフェイズとなる。
どちらを選んでも、コルテオはキャスト一人に《ファイト!》を使う。